【横浜市戸塚区】シエリアシティ横浜東戸塚
東戸塚駅徒歩13分・全482戸・2〜4LDK|建築士が見た"低層482戸の設計意図"
この記事では、18,000㎡の広大な敷地計画の読み方・価格の妥当性・ハザード・駐車場管理コストのリスクまで、購入検討に必要な視点を一級建築士の目で整理します。
結論から言えば、横浜・品川への通勤を優先しつつ広めの住戸でゆったり暮らしたいファミリーに向く物件です。ただし「徒歩13分」と「機械式駐車場の将来費用」は見落とせない。
一級建築士として20年、設計の現場から見た視点で書きます。
最後に「こんな人にすすめる/すすめない」の判定もまとめています。
物件概要
SECTION 01 / OVERVIEW
スペック
| 所在地 | 神奈川県横浜市戸塚区前田町字阿らす100-2他 |
|---|---|
| 売主 | 関電不動産開発株式会社・JR東日本不動産株式会社・パナソニック ホームズ株式会社・神奈川中央交通株式会社 |
| 施工 | 株式会社長谷工コーポレーション |
| 規模 | 地上7階建・RC造 |
| 総戸数 | 482戸 |
| 間取り | 全体 2LDK〜4LDK・60㎡台〜91㎡台(全144タイプ。公式の間取りページ)/第3期以降(予告・346戸)60.50〜88.60㎡/先着順(22戸)3LDK〜4LDK・66.70〜86.30㎡(公式サイト物件概要 2026年9月23日時点) |
| 敷地面積 | 18,652.93㎡(うち提供公園1,119.18㎡) |
| 竣工予定 | 2027年2月下旬 |
| 引渡予定 | 2027年4月中旬 |
| 販売状況 | 第3期(予告広告・2026年9月下旬販売開始予定)と先着順(22戸)を受付(公式サイト物件概要 2026年9月23日時点) |
| 価格帯 | 第3期(予告)5,400万円台〜9,500万円台(最多価格帯:7,400万円台・32戸)/先着順 5,998万〜8,998万円(最多価格帯:6,800万円台・3戸) |
| 管理費 | 月額14,400円〜21,100円(第3期以降の予告住戸) |
| 修繕の積立(月額) | 月額6,050円〜8,860円(第3期以降の予告住戸) |
| 駐車場 | 219台(平面67台〈来客用2台・福祉対応1台を含む〉・機械式152台)月額15,000〜24,000円 |
| 駐輪場 | 820台 月額100〜500円 |
| 管理会社 | 株式会社長谷工コミュニティ |
主要駅へのアクセス
| 主要駅 | 所要時間/乗換 |
|---|---|
| 横浜(JR横須賀線) | 約8分/乗換なし |
| 品川(JR横須賀線) | 約31分/乗換なし |
| 渋谷(JR湘南新宿ライン) | 約37分/乗換なし |
| 新宿(JR湘南新宿ライン) | 約42分/乗換なし |
| 東京(JR横須賀線) | 約39分/乗換なし |
※売主の公式サイトの路線図(通勤時の最短。ジョルダン、2024年調べ)の値。乗車時間のみで駅徒歩13分は含まない。
一級建築士ryoが見る「18,000㎡の敷地と7階という選択」
SECTION 02 / SITE & CONTEXT
敷地面積18,652.93㎡に対して建築面積7,767.02㎡は、建ぺい率41.6%に相当する。482戸を収めながら敷地の約58%を建物以外に残すことは、低層で横に伸びる複数棟の配置が前提でなければ成立しない。タワーを1棟建てれば敷地の余白は大きく取れるが、この物件は7階という高さを選んだ。その理由は周辺街区との調和だけでなく、ファミリー向けに南東向き中心の住戸を大量に確保するためだと読める。高層化すれば東・北・西向きの住戸が増え、販売単価を維持しにくくなる。
延床面積39,123.59㎡を482戸で割ると、1戸あたりの延床面積は平均81.2㎡になる。専有面積が60㎡台〜91㎡台(公式の間取りページ)であることを考えると、廊下・エントランス・共用部にも一定の面積を割いていると読め、エントランスやラウンジに一定の空間を確保している可能性が高い。大規模物件で共用部をケチると毎日の体感が貧しくなる。その点は長谷工コーポレーションの施工経験が活きる部分だ。
この物件の売主は4社JV(関電不動産開発・JR東日本不動産・パナソニック ホームズ・神奈川中央交通。公式の物件概要の表記)だ。関電不動産開発は関西電力グループの不動産部門で、首都圏では「シエリア」ブランドを使うが大規模物件の経験は限られる。JR東日本不動産はJR東日本グループの不動産会社であり、湘南新宿ラインを核とした交通アクセスの訴求が軸になっている。パナソニックホームズは住宅設備の上流から関与できる。神奈川中央交通(神奈中)はバス事業者として周辺の生活動線を熟知する。この組み合わせは、開発リスクを分散しながら土地の形状と利用方法に最適解を追った結果と見るのが自然だ。
敷地面積18,652.93㎡に対して建築面積7,767.02㎡という建ぺい率41.6%は、482戸という規模にしては敷地の余白が大きい。7階建てという選択はタワーが持つ高コストの維持管理を避けつつ、南東向き中心の住戸配置で商品価値を最大化する合理解だと読む。購入者にとっては「敷地が広い分、緑と開放感を享受できる」という体感に直結する。
駅から物件までの道のり
SECTION 03 / WALKING ROUTE
改札を出てから
東戸塚駅の東口を出ると、正面に西武東戸塚S.C.(オーロラシティ)の壁面が広がる。駅前広場はバスロータリーと商業施設が一体化した構造で、神奈中バスが頻繁に発着する。これが「神奈川中央交通が売主のひとつ」という事実と重なる。物件へはここから南へ、品濃町の住宅地を進む(公式サイトの現地案内図のルート)。
道のり前半(駅前〜中盤)
駅前の商業施設を離れて南へ進むと、街の性格が切り替わる。駅前商業ゾーンから離れ、戸建てと小規模マンションが混在する住宅街に入る。物件のある前田町は戸塚区北部の住宅地で、坂道と平坦な区間が繰り返す。国土地理院の標高では駅付近(約29m)から敷地(約20m)へ全体として約9m下っており、帰り道は下り、朝の駅へは上りになる。戸塚区は横浜の丘陵地帯に属し、フラットな道だけを歩けるわけではない点は認識しておきたい。
道のり後半(物件直前)
街区がゆるやかに落ち着いてくると、18,000㎡以上の広大な敷地が見えてくる。物件に隣接して提供公園(予定地)と、すでに開業したスーパー「ヤオコー東戸塚店」(徒歩2分)がある(公式サイト)。この区間は歩道が整備されており、夜間も街灯があるが、駅から一本入った路地の照度には個人差で評価が分かれる。物件のエントランスは広い植栽帯を前面に持ち、駅前の喧噪とは別の落ち着きが生まれている。
歩いてみての体感
公称13分だが、坂道と信号を含むと雨天の実体感は15〜16分に達することもある。子連れや荷物が多い日は体感がさらに伸びる。東口の商業施設で買い物を済ませてから歩くとなると、帰宅時の負担は無視できない。一方で、毎日の積み重ねとして慣れれば健康的な歩行距離ともなる。バスを使えば東戸塚駅から数分短縮できる路線もあり、天候次第で使い分ける生活スタイルを想定しておくと現実的だ。
徒歩13分+起伏ありという道のりは、体力や天候への依存度が高い。これを「日常の運動」と積極的に受け入れられる人と、「毎日の雨の日が憂鬱」と感じる人では、この物件の満足度が大きく分かれる。内覧前に必ず現地を歩いて確かめることを勧める。
立地と街の読み方
SECTION 04 / LOCATION
街の歴史と再開発動向
東戸塚は1980年代にJR横須賀線の新駅として開業し、駅東口の再開発で西武東戸塚S.C.(オーロラシティ)が1990年代に整備された。横浜市の外縁部に位置するが、横浜直通8分・品川直通31分(JR横須賀線。通勤時・公式サイト)という交通利便性が高く、ファミリー層の移住先として一定の需要を維持してきた。戸塚区北部(前田町・品濃町)は大型商業施設と公園が混在するゾーンで、今後も複合開発が続く可能性がある。
生活インフラ・学区
物件周辺には複数のスーパーが点在する。最寄りは隣接地に開業したヤオコー東戸塚店(徒歩2分・約100m)で、ほかにオリンピックおりーぶ東戸塚店(徒歩約9分・約690m)、オーケー東戸塚店(徒歩約14分・約1,120m)、イオンスタイル東戸塚(徒歩約15分・約1,180m)がある(公式サイト)。最寄りの公立小学校は横浜市立品濃小学校(徒歩8分・約590m。公式サイト)で、学区は横浜市教育委員会の学区検索で確認してほしい。公園は隣接する提供公園(予定地)のほか、天王山公園(徒歩6分)などがあり、子どもが遊べる環境は整っている。医療機関としては東戸塚駅の東側に東戸塚記念病院があり、修行内科麻酔科クリニック(徒歩5分)などの診療所も近い(公式サイト)。
ハザードマップで見る安全性
SECTION 05 / HAZARD
| 洪水浸水想定 | 敷地付近は浸水深0.5〜3m(想定最大規模。敷地の中心と周囲±60mの9割超。平戸永谷川など境川水系の洪水で、計画規模では区域外)(国土交通省 重ねるハザードマップ/横浜市「戸塚区洪水ハザードマップ」) |
|---|---|
| 高潮浸水想定 | 対象外(敷地は高潮浸水想定区域外。国土交通省 重ねるハザードマップ) |
| 津波浸水想定 | 対象外(敷地は津波浸水想定区域外。同上) |
| 土砂災害警戒区域 | 非該当(敷地は指定区域外。最寄りの急傾斜地の崩壊の警戒区域は北西へ約200m。同上) |
| 液状化危険度 | 敷地付近は4段階で上から2番目の「液状化する可能性がある」区域(横浜市液状化マップ・元禄型関東地震、50mメッシュ) |
| 海抜・標高 | 約20m(敷地付近18〜21m。平戸永谷川沿いの低い位置。国土地理院の標高データ) |
| 最寄避難所 | 横浜市立品濃小学校(品濃町・直線約470m。横浜市の地域防災拠点のひとつ)ほか(国土地理院 指定避難所データ) |
出典:国土交通省 重ねるハザードマップ(配信データ)/横浜市「浸水ハザードマップ(戸塚区版)」洪水ハザードマップ(2026年5月版)/横浜市「液状化マップ(元禄型関東地震)」戸塚区/横浜市戸塚区「地域防災拠点一覧」/国土地理院 標高データ・指定避難所データ。細かな位置は横浜市行政地図情報提供システム「わいわい防災マップ」でも確認してほしい。
敷地は台地の上ではなく、平戸永谷川沿いの谷の低い位置(標高約20m)にある。高潮・津波の心配はないが、想定最大規模の大雨では敷地付近が浸水深0.5〜3mの区域に入り、地震時の液状化も横浜市のマップで「可能性がある」とされる。1階住戸・専用庭付き住戸や機械式駐車場への水の入り方と止水の対策、地盤改良の内容をモデルルームで確認することを勧める。
機械式駐車場152台のコストを読む
SECTION 06 / KEY RISK
機械式駐車場とはどういうものか
機械式駐車場とは、車を機械で昇降・横移動させて縦横に重ねて収納する設備だ。限られた敷地に多くの駐車台数を確保できる一方で、大きなコストが2段階で発生する構造になっている。まず「定期点検・維持費」として、1基あたり年間数十万円の費用が必要だ。これは管理組合の経費として全住人が管理費で負担することになる。次に「更新(機器の交換)費用」だ。機械式駐車場の耐用年数は設備によって異なるが、一般に15〜25年ほどで大がかりな更新が必要になる。1基あたり200〜400万円の工事費が目安とされる。駐車場を使わない住人も、修繕のための積立という形でこのコストを間接的に負担することになるため、「車を持たないから関係ない」とは言いきれない。
この物件の敷地への影響を読む
シエリアシティ横浜東戸塚の駐車場は全219台のうち機械式が152台(約69.4%)を占める。仮に機械式1台分あたりの更新費用を平均300万円と置くと、152台×300万円=4億5,600万円の将来的な更新費用が生じる計算になる(台数と装置の基数は異なるため、実額はモデルルームで確かめたい)。482戸で均等に分担すると1戸あたり約94.6万円になる。実際には駐車場を利用する住人が多く負担する仕組みを採用することも多いが、管理組合の議決次第では全戸分担になりうる。更新費用が積立不足になると、一時金徴収(住人が臨時に数十万円支払う)というリスクがある。また、機械式駐車場はEV(電気自動車)への充電設備を後付けしにくいという構造上の問題もある。EVシフトが加速する中で、機械式駐車場のままでは将来の用途転換や収益化がむずかしい。平面駐車場67台の部分に充電対応が整備されているかどうかも確認が必要な点だ。
自分で確認する方法
モデルルームでは次の質問を必ず確認したい。「機械式駐車場152台の定期点検費用は年間合計いくらか」「将来の修繕の計画(30年分など)の中で機械式駐車場の更新費用はいつ・いくらと積み立てられているか」「EV充電対応は機械式・平面どちらで、何台に対応しているか」の3点だ。将来の修繕の計画は重要事項説明書に添付されているが、分量が多く見落としやすい。「駐車場設備(機械式)の更新」という項目を探してその金額を確認することが購入判断の材料になる。また横浜市では分譲マンションの管理組合に対して管理計画認定制度があり、認定を受けた物件かどうかも管理の透明性の一指標になる。
機械式152台という数字は、将来の維持費を試算すると軽視できない規模だ。購入時に将来の修繕の計画の「駐車場設備更新」の行を自分の目で確認し、積立額が現実的かを判断することを強く勧める。これを怠ると20年後の一時金請求で後悔することになる。
共用部の見立て
SECTION 07 / COMMON AREA
482戸・全144タイプという物件の共用部は、大規模物件らしくエントランスに存在感がある設計だ。大型商業施設と公園に隣接しているため、敷地外の緑が共用部の景色にも滲み込む。宅配BOXは482戸規模であれば大量のECサービス需要を吸収できる台数が必要で、この規模の物件では不足が問題になるケースがあるため、台数と方式(スマートロッカーか否か)はモデルルームで確認しておくことを勧める。駐輪場は820台と大量に確保されており、駅まで自転車+バスという選択肢も日常的に使えるレベルだ。
482戸の規模は管理費の「薄め合い」効果がある一方で、住人同士の匿名性が上がる。エントランスで顔見知りになるファミリーコミュニティを期待するなら小規模物件の方が向いている。この物件の共用部は規模感を享受するための空間として評価するのが正確だ。
専有部の見立て
SECTION 08 / UNIT PLAN
全144タイプという多彩なプランは、この物件の最大の武器のひとつだ。482戸をほぼ1対3以上の種類数で揃えることは、住まいに対する個別の要望を吸収する設計側の意図を示している。パナソニックホームズが売主に名を連ねることで、キッチン・バス・洗面などの住設のスペックが他社物件より充実している可能性がある。専有面積は60㎡台〜91㎡台(公式の間取りページ)と2LDK〜4LDKをカバーし、ファミリー向けをメインにしつつDINKsや単身者も対象にしている。7階建てという低層のため、最上階でも下の住戸への騒音伝達がタワーほど難しくなく、ファミリーが子育て期に選びやすい高さ帯だ。
A10タイプ(3LDK+3WIC+マルチスペース・72.00㎡)——3LDKプラン
72.00㎡の3LDKは夫婦+子ども1〜2人のファミリーを主な対象にしている。72㎡という専有面積は、横浜市のファミリー向け新築マンションとして標準的な広さだ。公式の間取り図ではウォークインクロゼットを3か所に設け、約0.8帖のマルチスペースも付く。リビング・ダイニングと洋室(3)の間のウォールドアを開ければ約17.0帖の大空間になる。物件全体が南東向き中心のため、朝から昼にかけて光が入りやすい。
E1タイプ(4LDK+2WIC+SIC・80.41㎡)——南西の角住戸
80.41㎡の4LDKは、南西向きで2面から光が入る角住戸だ(公式の間取りページ)。リビング・ダイニングと洋室(3)の間のウォールドアを開ければ約16.7帖になり、子どもが小さいうちは広いLDK、成長後は個室を増やす使い分けができる。南東向き中心の物件の中で、午後の光が入る南西向きを選べる点が中心の3LDKプランとの違いで、同じ建物でも暮らしの形が変わる。
A1タイプ(4LDK+3WIC+N+SIC・83.58㎡)——大型プラン
4LDK・83.58㎡の大型プランは、南東向きで2面から光が入る角住戸だ(公式の間取りページ)。子ども2人以上のファミリーか、在宅勤務で書斎が必要な世帯を対象にしている。広い分だけ総額が上がり、同エリアの中古相場と比較した際の新築プレミアムが大きくなりやすい区画だ。将来の売却を意識するなら中心プランの3LDKの方が流動性は高い。
全144タイプという多様性は、一見魅力だが裏返せば同じプランの競合が少なく、将来売却時の比較対象を設定しにくいというリスクもある。流動性を重視するならA10タイプ(3LDK・72㎡前後)のような主力プランを選ぶことを勧める。最上階・角住戸は単価が高い分、売却時にも高値が付きやすいが、それは市況が安定している前提の話だ。
価格と周辺相場
SECTION 09 / PRICE
第3期(予告・2026年9月下旬販売開始予定)は5,400万円台〜9,500万円台(60.50〜88.60㎡、最多価格帯は7,400万円台・32戸)、先着順22戸は5,998万円〜8,998万円(66.70〜86.30㎡)だ(公式サイト物件概要 2026年9月23日時点)。住戸ごとの価格は公開されていないため、価格帯と面積帯の中央どうしで割ると、坪単価は約320〜330万円になる(1坪=3.30578㎡)。横浜市戸塚区の新築マンション相場としてはやや高めの水準だが、4社JVというブランド力と全144タイプの多彩さ、そして18,000㎡超の大型敷地という希少性を考えると、一概に割高とは言えない。
周辺中古マンションの坪単価
| 物件名(参考) | 築年・坪単価・補足 |
|---|---|
| 東戸塚駅圏 中古マンション平均 | 70㎡換算で平均2,884万円・坪単価約136万円(2026年8月・第三者サイトの集計) |
| 東戸塚駅徒歩5〜8分圏の築10年物件 | 坪単価160〜190万円程度(公開されている中古相場) |
| 東戸塚駅徒歩10〜15分圏の築15年物件 | 坪単価120〜150万円程度(公開されている中古相場) |
| 戸塚駅圏・東戸塚近接エリアの新築相場 | 坪単価250〜330万円程度(2026年上半期分譲事例) |
※周辺の中古マンションの売り出し価格などから見た、2026年8月時点の目安です(成約価格ではありません)。売り出し価格は時期によって変わるため、比べるときは最新の相場を確かめてください。
当物件の新築坪単価約320〜330万円は、東戸塚の中古相場(坪136万円前後)の約2.4倍にあたる。徒歩13分という距離を考慮すると、新築プレミアムは標準的な範囲内ではあるが、上振れ側だと言える。横浜直通8分・品川直通31分という交通性を最大限に評価できる人が適正と感じる水準だ。駅距離が競合物件より長い分、売却時に価格を維持しにくい点は念頭に置きたい。
ここに住む日常
SECTION 10 / DAILY LIFE
この物件に向く購入者像は、「横浜・品川への通勤30分以内を確保しながら、戸建て感覚で広い住戸に住みたい30〜40代ファミリー」だ。東戸塚は都心タワーマンションほど割高でなく、横浜市内の高級住宅地(元町・山手)ほど特殊でもない。ほどよい距離感で落ち着いた住環境を手に入れたい世帯に向く。
平日の朝は、7時前後に玄関を出てオーロラシティの横を通り抜け、東戸塚駅の横須賀線ホームへ。品川まで31分(通勤時)で到着する。昼休みに横浜の繁華街(元町や中華街)へ立ち寄れるのは横浜直通8分の実感だ。週末は、隣接する公園で子どもを遊ばせた後、車でコストコ川崎倉庫店へ向かうファミリーの姿が想像できる。東戸塚周辺は大型専門店が充実しており、車があれば生活利便性がさらに上がる。夜は隣接するスーパー(ヤオコー東戸塚店・徒歩2分)で夕食の食材を買って帰るのが日常になる。
生活利便チェック:
- スーパー:ヤオコー東戸塚店(隣接・徒歩2分)・オリンピックおりーぶ東戸塚店(徒歩約9分・約690m)・オーケー東戸塚店(徒歩約14分・約1,120m)・イオンスタイル東戸塚(徒歩約15分・約1,180m)
- 公立小:横浜市立品濃小学校(徒歩8分。学区は横浜市教育委員会の学区検索で確認してほしい)
- 公園:物件に隣接する提供公園(予定地・約1,119㎡)・天王山公園(徒歩6分)
- 病院:東戸塚記念病院(東戸塚駅の東側)・修行内科麻酔科クリニック(徒歩5分)ほか
近隣のおすすめ店(Google マップ評価★4.0以上)
※評価はGoogle マップ評価(2026年9月時点)。徒歩分数はGoogle マップの徒歩ルートによる目安で、営業時間・定休日は変わることがある。
東戸塚は「横浜市内に住む」という実感と「都心通勤が現実的な距離感」を両立できる稀有なエリアだ。ただし、駅まで13分という距離は毎日の体力的・時間的なコストとして積み重なる。車を持ち、駅距離を許容できるファミリーには、この物件の広さと4社JVのブランド力は魅力的な組み合わせと言える。
まとめ
SECTION 11 / CONCLUSION
★評価(5段階)
良い点
- 横浜直通8分・品川直通31分(JR横須賀線。通勤時)の交通利便性は都心勤務ファミリーに実用的
- 18,652.93㎡の広大な敷地に7階建て・482戸を配置した低層大規模設計は緑と開放感を日常に取り込みやすい
- 全144タイプの多彩なプラン展開と4社JVの施工安定性(長谷工コーポレーション)が選択肢の広さと品質を担保している
気になる点
- 東戸塚駅から徒歩13分・起伏ありは毎日の通勤負担となり、雨天・荷物が多い日は体感が16分超に達することもある。将来の売却時にも駅距離は価格に反映されやすい弱点になる
- 機械式駐車場が全219台中152台(69.4%)を占め、将来的な更新費用が482戸の修繕のための積立の計画に与える影響は大きい。将来の修繕の計画の「駐車場設備更新」行を購入前に必ず確認すること
- 敷地は平戸永谷川沿いの低い位置(標高約20m)で、想定最大規模の洪水では浸水深0.5〜3mの区域に入り、液状化も横浜市のマップで「可能性がある」とされる。1階・専用庭付き住戸は浸水対策の確認が要る
- 用途地域は準工業地域(公式サイト物件概要)で、住宅のほかに工場や倉庫も建てられる。周辺は大型商業施設が混在し今後も開発が続く可能性がある地域のため、隣の土地に何が建つかで窓からの眺めや周りの騒がしさが変わりうる。静かな住宅地の環境が長く続くことを重視する人ほど、現地の様子と横浜市の用途地域の地図で確かめたい
こんな人にすすめる/すすめない
すすめる:横浜・品川への通勤を最優先し、広めの住戸(3LDK・72㎡前後)でゆったり子育てをしたい30〜40代ファミリー。車を1台持ち、駅距離13分を徒歩か自転車でカバーできる体力・時間的余裕がある世帯。
すすめない:毎日の徒歩通勤で駅近を最優先する単身者やDINKs。EV購入を検討中で充電設備の充実を求める世帯。将来の資産流動性を最重視し、売却時の競合比較を明確にしたいという投資目的の購入者。
・関電不動産開発「シエリアシティ横浜東戸塚」公式サイト:https://www.cielia.com/m/higashitotsuka482/
・SUUMO 新築マンション「シエリアシティ横浜東戸塚」:SUUMO 物件詳細ページ
・物件概要(公式サイト物件概要 2026年9月23日時点):https://www.cielia.com/m/higashitotsuka482/outline/
・国土交通省 重ねるハザードマップ(配信データ)/国土地理院 標高データ・指定避難所データ
・横浜市「浸水ハザードマップ(戸塚区版)」:https://www.city.yokohama.lg.jp/bousai-kyukyu-bohan/bousai-saigai/map/shinsui/totuka.html
・横浜市「元禄型関東地震 液状化分布図」:https://www.city.yokohama.lg.jp/bousai-kyukyu-bohan/bousai-saigai/map/ekijioka/genroku.html
・横浜市戸塚区「地域防災拠点一覧」:https://www.city.yokohama.lg.jp/totsuka/bosai_bohan/saigai/hinannjyo/20220209170657410.html
・HOMES 中古マンション価格相場(2026年8月)・SUUMO中古成約情報
・案内図:Google マップ埋込機能を使用。現地案内図は関電不動産開発「シエリアシティ横浜東戸塚」公式サイトからの引用です。
・おすすめ店の評価:Google マップ(2026年9月時点)
※掲載画像は売主公式サイトからの引用です。
シエリアシティ横浜東戸塚の価格・間取りが気になったら
未公表の価格・間取り・販売スケジュールは、資料請求とエントリーが最速の入手ルートです
- 価格・販売戸数・管理費などは、記事に書いた日付の時点で売主の公式サイトなどに公開されていた情報です。販売状況や価格は変わることがあります。
- 坪単価は公開された価格と専有面積からの計算、周辺の中古相場は売り出し事例などにもとづく目安で、実際の取引価格を示すものではありません。公式に発表されていない価格の予想は掲載していません。
- ★の評価、「割高・割安」の判断、設計の読み解きは、一級建築士である筆者の個人的な見解です。将来の価格・資産価値・住み心地を約束するものではありません。
- ハザードや地域の情報は、国や自治体が公開している資料をもとにしています。最新の内容は各自治体の資料で確かめてください。
- 購入を考えるときは、売主の最新の資料と重要事項説明で必ず確かめたうえで、ご自身の判断でお決めください。当サイトは特定の物件の購入や投資を勧めるものではありません(免責事項)。
- 内容に誤りを見つけたときは、お問い合わせの「記事の訂正依頼」からお知らせください。確かめたうえで直します。