【足立区】イニシア千住大橋ステーションフロント
千住大橋駅徒歩2分・全124戸・1〜3LDK|建築士が見た"配棟の作法"
この記事では、Active wingとBright wingの2棟が担う役割の違い、荒川の洪水リスクという購入判断に直結するテーマ、周辺の中古相場との坪単価比較まで、必要な情報を建築士の目で整理します。
結論から言えば、京成線の利便性をポジティブに評価できる都心通勤者と、ファミリーで広めの住戸を探している方の双方に刺さる珍しい構成の物件です。ただし、荒川の洪水リスクについては知らずに購入するべきではない。
一級建築士として20年、設計の現場から見た視点で書きます。最後に「こんな人にすすめる/すすめない」の判定もまとめています。
物件概要
SECTION 01 / OVERVIEW
スペック
| 所在地 | 東京都足立区千住河原町(Active wing: 23-72 他1筆、Bright wing: 23-2) |
|---|---|
| 売主 | 株式会社コスモスイニシア |
| 施工 | 岩田地崎建設株式会社 東京支店 |
| 管理会社 | 大和ライフネクスト株式会社 |
| 規模 | 地上15階建・鉄筋コンクリート造(2棟) |
| 総戸数 | 124戸(Active wing 55戸〈うち事業協力者住戸2戸〉・Bright wing 69戸〈分譲住戸68戸・事業協力者事務所1戸〉。分譲は121戸) |
| 間取り・面積 | 販売中・予告中の住戸(公式サイト物件概要 2026年9月23日時点) ※Active wingは先着順 1LDK・32.48㎡/第1期5次(予定)2LDK+S・60.25㎡、Bright wingは先着順 2LDK+S〜3LDK+S・63.44〜72.62㎡/第1期4次(予定)2LDK+S・3LDK・63.44〜70.35㎡ |
| 竣工予定 | 2027年3月(予定) |
| 引渡予定 | 入居は2027年3月(予定。公式サイト物件概要 2026年9月23日時点) |
| 価格帯 | Active wing:先着順 5,198万円(1戸)/第1期5次(予定)8,398万円・8,898万円(2戸) Bright wing:先着順 8,548万〜11,548万円(10戸・最多価格帯9,200万円台)/第1期4次(予定)未定(公式サイト物件概要 2026年9月23日時点) |
| 認定 | ZEH-M Oriented認定 |
主要駅へのアクセス
| 主要駅 | 所要時間の目安 |
|---|---|
| 上野 | 京成本線で京成上野まで直通 約11〜12分/乗換なし |
| 東京 | 日暮里乗換→JR常磐線 約20〜24分/乗換1回 |
| 新宿 | 日暮里乗換→JR山手線 約32〜36分/乗換1回 |
| 池袋 | 日暮里乗換→JR山手線 約23〜26分/乗換1回 |
| 渋谷 | 日暮里乗換→JR山手線→池袋乗換→JR埼京線 約37〜40分/乗換2回 |
※通勤時(7:30〜9:00)の所要時間で、乗換時間を含む。売主の公式サイト(ジョルダン 2025年5月時点)の値。北千住駅(東京メトロ千代田線・日比谷線は1出口まで徒歩13分、JR常磐線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレスは仲町出口まで徒歩15分)経由でのアクセスも可能。
一級建築士ryoが見る「Active & Bright——2棟がそれぞれ引き受けた役割」
SECTION 02 / SITE & CONTEXT
この物件を単体で語ることはできない。「Active wing」と「Bright wing」という2棟が、それぞれ異なる住み手を引き受ける構成になっているからだ。Active wingは千住大橋駅から徒歩2分の敷地(千住河原町23-72)に立ち、1LDK(32.48㎡)〜2LDK+S(60.25㎡)というコンパクト住戸で単身者やDINKsを受け持つ(販売中・予告中の住戸。公式サイト物件概要)。Bright wingは隣接する敷地(千住河原町23-2)に徒歩3分で建ち、2LDK+S〜3LDK(63.44〜72.62㎡)のファミリー向け住戸を担う。異なる住み手のニーズを、物件内で「棟」という単位で分業している設計だ。
敷地計画の数字を読むと、この「分業」がより鮮明になる。Active wingの敷地面積465.98㎡に対して建築面積287.92㎡は建蔽率62%に当たり、商業地域の建蔽率上限(80%)を意図的に18ポイント下回っている。15階建て55戸という組み合わせは1フロアあたり約3.7戸に相当し、外廊下に並ぶ住戸が少なく抑えられている。単身向けコンパクト住戸が廊下に鈴なりになる「安売り感」を避けた設計だと読める。一方のBright wingは812.78㎡の敷地に480.92㎡の建築面積(建蔽率59%)で、15階68戸の1フロアあたり約4.5戸。ファミリー向けの広い住戸が詰め込まれていない。
外構については、Active wingはポンテポルタ千住という大型商業施設に近接し、日常の買い物動線が短い。Bright wingは足立市場方面の南東方向に面し、朝の低い光が入る向きになる。両棟とも共用部のラウンジが設けられており、Active wingには15階スカイラウンジ、Bright wingには2階にアトリエラウンジが用意されている(公式サイト)。コンパクト住戸の住人が手狭さをラウンジで補う設計と読める。
Active wingの建蔽率62%という選択は、駅徒歩2分・商業地域という「全力で容積率を使いたい」立地で、あえて廊下の静けさを選んだ設計判断だ。1フロア3.7戸という数字が廊下に漂う空気の密度を決める——この抑制が、千住大橋という地名のイメージより上質な「住まいの質」を実現できるかどうかの鍵を握っている。
駅から物件までの道のり
SECTION 03 / WALKING ROUTE
改札を出てから
千住大橋駅の駅前には「ポンテポルタ千住」という複合商業施設がある(物件から徒歩約4分。公式サイト)。ライフ(スーパー)、カルディ、100円ショップ、家電量販店、飲食店を擁するショッピングセンターで、この建物自体が方向指示板になる。Active wingへは日光街道(国道4号)沿いに約120m(Google マップの徒歩ルート)で、改札から2分もかからない距離感だ。
道のり前半(駅前〜中盤)
駅前は商業施設と車の往来が交差する活気のある雰囲気だが、30秒も歩くと住宅街の空気に切り替わる。千住河原町は江戸時代から続く「千住宿」の一角で、問屋街・職人街の名残が路地に漂う。区画が細かく路地が多い街だが、物件への動線は国道4号(日光街道)に沿った道筋で迷いにくい。コンビニエンスストアが1〜2軒を過ぎると、すぐ物件の敷地が見えてくる。
道のり後半(物件直前)
Active wingは日光街道に面する形で建つため、街路から建物の上層部がはっきり見える。Bright wingは少し奥まった敷地で、Active wingの隣に並ぶ配置だ。両棟の間には共用アプローチが設けられる計画で、街路から視線がそのまま奥まで抜ける単調な壁面になっていないことは評価できる。
歩いてみての体感
地形は完全な平坦で、上り坂・下り坂は一切ない。千住大橋周辺は東京東部の低地帯の典型で、敷地の標高は約0.5m(国土地理院の標高データ)だ。体感所要時間は改札から2分(Active wing)〜3分(Bright wing)で、雨の日も傘を片手に楽に歩ける距離だ。夜間の人通りは少なめだが、駅前のポンテポルタ千住の灯りもあり、街灯は十分確保されている。子連れで歩く場合も、段差のない平坦な道は評価点になる。
徒歩2分という数字は正直な数字だと思う。ただし「実質的に北千住を使う」という前提で検討するなら、北千住まで徒歩13〜15分というアクセスを体で確認してからモデルルームに行くことを勧める。2分と15分では日常の負荷が全く異なり、それが購入後の満足度を決定的に左右する。
立地と街の読み方
SECTION 04 / LOCATION
千住の歴史と再開発動向
千住は江戸時代に「奥州街道の最初の宿場町」として栄えた地で、松尾芭蕉が奥の細道の旅に出発した地としても知られる。明治以降は日光街道沿いの商工業地帯として発展し、足立市場(東京都が管轄する水産市場)が現在も稼働している。近年は北千住を中心に若い世代の転入が増え、マルイ・ルミネが立地する北千住駅前が「東京東部の副都心」として急速に変化している。千住大橋エリアは北千住ほど商業集積は高くないが、駅の周辺約69haは「千住大橋駅周辺地区地区計画」として都市計画決定されており(隣接するシティタワー千住大橋の公式物件概要の特記事項)、駅周辺の街区更新が中長期的に見込まれている。
生活インフラ・学区
買い物の核は駅前のポンテポルタ千住(物件から徒歩約4分)で、ライフ(スーパー)・カルディ・100円均一・家電量販店が揃う。少し足を延ばせば北千住のマルイ・ルミネでの買い物も可能だ。千住河原町の公立小学校の学区域は足立区立千寿小学校(徒歩約6〜7分)、中学校は第一中学校(徒歩約6分)だ(足立区の令和8年度学区域一覧。徒歩分数は公式サイト)。足立区には学校選択制度もあるため、学区は足立区教育委員会で確認してほしい。診療所は北川クリニック(徒歩約2〜3分)、阿部メディカルクリニック(徒歩約3〜4分)が近い(公式サイト)。
ハザードマップで見る安全性
SECTION 05 / HAZARD
| 洪水浸水想定(荒川) | 敷地付近は浸水深5〜10m(想定最大規模。敷地の中心と周囲±30mの約7割が5〜10m、残りが3〜5m)/3〜5m・一部5〜10m(計画規模)。浸水継続時間は2週間以上(国土交通省 重ねるハザードマップ) |
|---|---|
| 高潮浸水想定 | 対象外(敷地は高潮浸水想定区域外。国土交通省 重ねるハザードマップ) |
| 津波浸水想定 | 対象外(敷地は津波浸水想定区域外。同上) |
| 土砂災害警戒区域 | 非該当(平坦地で、半径約600m以内に警戒区域もない。同上) |
| 液状化危険度 | 沖積低地(東京都の地盤分類「沖積低地4」)で、液状化に注意が要る地盤。購入前に東京都「東京の液状化予測図」で確認してほしい |
| 地域危険度(地震火災) | 総合ランク4(建物倒壊4・火災3/5段階。東京都 地域危険度測定調査 第9回・千住河原町) |
| 海抜・標高 | 約0.5m(敷地付近0.2〜1.2m。国土地理院の標高データ) |
| 最寄避難所 | 足立区立千寿小学校(千住宮元町・直線約420m)ほか(国土地理院 指定避難所データ)。荒川の氾濫が想定されるときは、江東5区の広域避難計画にもとづく区外への早期避難が呼びかけられる |
出典:国土交通省 重ねるハザードマップ(配信データ)/国土地理院 標高データ・指定避難所データ/東京都「地震に関する地域危険度測定調査(第9回・令和4年9月公表)」/足立区「江東5区大規模水害広域避難計画」
敷地付近の洪水浸水想定「5〜10m」(想定最大規模)という数字は、低層階(1〜4階)の住戸が水没しうるレベルを意味する。液状化と合わせると、建物の構造よりも「何階を買うか」が安全性の実態に直結する立地だ。10階以上であれば洪水の直接被害は避けられるが、インフラ停止による生活困難は階数に関係なく全住戸に及ぶ。この問題は次章で深掘りする。
荒川洪水リスクを読む
SECTION 06 / KEY RISK
荒川の洪水とは何か
荒川は埼玉県上流から東京東部を貫いて東京湾に注ぐ一級河川で、足立区の南部を流れる。現在は堤防が整備されているが、想定最大規模の降雨(1000年に一度クラスの豪雨)が発生した場合の浸水想定が足立区のハザードマップに公表されている。このハザードマップが示す数字は「荒川流域で荒川が氾濫したらどうなるか」というシミュレーションで、決して「起きない」ことを保証するものではない。
千住河原町は荒川の右岸(南側)、荒川と隅田川に挟まれた千住の南端に位置しており、国土交通省の重ねるハザードマップ(想定最大規模)では、敷地付近の浸水深は5〜10mに達する。さらに浸水継続時間は「2週間以上」と示されている。これは洪水が引いた後の生活再開まで2週間以上かかる可能性があることを意味する。敷地の標高は約0.5m(国土地理院)で、一度浸水すると水が抜けにくい低地という地形の性格が、この長い継続時間に反映されている。
この物件への影響を読む
浸水深5〜10mが想定される土地に建つ15階建ての場合、10階以上の住戸は洪水の直接的な水没リスクから逃れられる計算になる。ただし、浸水継続2週間以上の状況では、電気・ガス・水道・エレベーターの停止が全住戸に及ぶ。高層階の住人も、水が引くまでの2週間、徒歩での上り下りと食料・飲料水の備蓄でしのぐことになる。Active wingの駐車場5台・Bright wingの14台はほぼ地上に配置される可能性が高く、洪水時は使用不能になる前提が必要だ。
また足立区を含む江東5区は、2018年8月に公表した大規模水害広域避難計画で、荒川の氾濫などが想定される場合の「早期の区外への広域避難」を呼びかけている。実際の氾濫が起きる前に家族・ペットと荷物を持って区外の親族宅・ホテルなどへ避難する計画を持つことが推奨されており、マンションの上層階に留まることが正解ではないと区が明示している点は見落とせない。
自分で確認する方法
足立区の洪水ハザードマップは足立区公式サイト(「足立区 洪水ハザードマップ」で検索)からPDF版を無料で入手できる。住所「千住河原町23」を地図上で確認し、浸水深の色分けを自分の目で見ることを勧める。モデルルームでは「最大浸水深は何メートルか」「低層階住戸が多い棟で洪水保険は加入できるか」「建物の水止め工事(止水板など)の計画はあるか」を具体的に聞くとよい。また国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」では最新版の荒川浸水想定区域図を住所検索で確認できる。購入前にこの地図を画面キャプチャしてファイルに保存しておくことを、一級建築士として強くすすめる。
「5〜10mの浸水想定」はリスクの大きさを示すが、それが購入を「即断念」に直結するわけではない。10階以上の住戸を選び、2週間分の備蓄と区外避難計画を持つことで、このリスクとの折り合いは十分つけられる。問題は「知らずに買う」ことだ。低層階を選ぶ場合は洪水リスクの重みを倍加して評価せよ、というのが私の判断軸だ。
共用部の見立て
SECTION 07 / COMMON AREA
エントランスの仕様は詳細未公表だが、コスモスイニシアの「イニシア」ブランドは近年のプロジェクトで宅配BOX・非接触キー・オートロックを標準採用している。本物件の特徴として、Active wingに15階スカイラウンジ、Bright wingに2階のアトリエラウンジという2つの共用施設が設けられる計画だ(公式サイト)。スカイラウンジは最上階からの眺望を活かす設定で、荒川・スカイツリー方向の夜景も見込まれる。アトリエラウンジという名称から、ファミリー向けBright wingの住人が子どもの工作や読書のセカンドスペースとして使う想定と読める。
駐車場はActive wing 5台(機械式3台・平置2台。戸数比9%)、Bright wing 14台(平置2台・機械式12台。戸数比21%)と全体的に少ない(公式サイト物件概要)。商業地域・駅前という立地を考えれば「車を持たない暮らし」を前提にした設計と読めるが、ファミリー向けのBright wingで21%という比率は、子育てで車が必要になった場合に対応できない可能性がある。周辺の月極駐車場を事前に調査しておくことを勧める。
スカイラウンジとアトリエラウンジという共用施設の組み合わせは、コンパクト住戸の単身・DINKsとファミリーが異なる「居場所」を持てる設計として評価する。ただし管理費はラウンジの維持コストが上乗せされる点を確認し、月額の管理費・修繕積立金の合計額をモデルルームで必ず聞いてほしい。
専有部の見立て
SECTION 08 / UNIT PLAN
2棟の間取り構成は性格が明確に分かれている。Active wingは32.48〜60.25㎡の1LDK〜2LDK+Sで、単身者〜2人暮らし向けのコンパクトライン。Bright wingは63.44〜72.62㎡の2LDK+S〜3LDK(3LDK+FCを含む)で、子育て世代向けのゆとりライン(販売中・予告中の住戸。公式サイト物件概要)。同一プロジェクト内でこれほど明確に間取り帯が分かれている物件は珍しい。設計上はアウトポール設計(柱が部屋の外に出る構造)を全棟で採用しており、専有部の内壁がフラットで家具の配置がしやすいのは評価点だ。公式サイトではZEH-M Orientedの住宅であることも案内されており、光熱費の削減効果も見込める。
A-Dタイプ(2LDK)——Active wingのコンパクト2LDK
約13.4畳のリビング・ダイニング・キッチンに約6.1畳と約4.0畳の洋室を組み合わせた2LDKで、DINKsの二人暮らしに対応しやすいプランだ(公式の間取り図)。このタイプは2026年9月23日時点で公式サイトの間取りページから外れており、専有面積と価格は公式で確かめられない。アウトポール設計によりLDKの壁面がフラットで、ソファ・テーブルを過不足なく配置できる。二人がそれぞれの仕事を持つDINKsには、十分な実用面積だ。
B-Eタイプ(3LDK+FC・70.04㎡)——Bright wingの代表プラン
70.04㎡の3LDK+FCは子どもが1〜2人のファミリーに対応する。公式サイトでは先着順の205号室が9,248万円(坪単価約437万円)と示されており、北千住徒歩15分圏の3LDKとしては市場での選択肢が少ない間取り帯だ。「FC」はファミリークロゼット(家族で共用する収納)で、家族の衣類を1か所にまとめられる。
この物件は「コンパクト派」と「ファミリー派」に同時に手を差し伸べる構成で、それぞれが選ぶ棟によって全く異なる住体験を得られる。ただしBright wingの70.04㎡・3LDKは、子どもが中高生になると手狭を感じる面積だ。子どもが二人いる家庭には「今は住めるが10年後に手狭になる」という点を事前に認識した上で購入を検討することを勧める。
価格と周辺相場
SECTION 09 / PRICE
公式の物件概要(2026年9月23日時点)では、Active wingは先着順1戸が5,198万円(1LDK・32.48㎡、坪単価約529万円)、第1期5次(予定・2戸)が8,398万円・8,898万円(2LDK+S・60.25㎡、約461〜488万円/坪)。Bright wingは先着順10戸が8,548万〜11,548万円(63.44〜72.62㎡、最多価格帯9,200万円台)で、価格帯と面積帯の中央どうしで割ると約490万円/坪、間取りページに載るB-Eタイプ(70.04㎡・205号室)の9,248万円は約437万円/坪になる(1坪=3.30578㎡)。隣接するシティタワー千住大橋(住友不動産・2025年5月竣工)の先着順16戸は8,900万〜13,200万円(54.99〜75.80㎡。公式物件概要 2026年9月18日更新)で、同じ計算で約560万円/坪。この物件は隣の新築より割安な価格設定になっている。
周辺マンションの坪単価(参考)
| 物件名 | 築年・坪単価・補足 |
|---|---|
| シティタワー千住大橋(新築・参考) | 2025年5月竣工・約@560万円(先着順16戸の価格帯と面積帯の中央で計算)・千住橋戸町 |
※住友不動産「シティタワー千住大橋」公式サイトの物件概要(2026年9月18日更新)から計算した目安。周辺の中古の相場は、各不動産サイトで最新の成約事例を確かめてほしい。
本物件の坪単価(約440〜530万円)は、隣のシティタワー千住大橋(約560万円)より約30〜100万円低く、千住大橋の新築マーケットにおける相対評価は「適正〜割安」と言える。一方で、築年の経った中古と比べれば割高に見える可能性があり、購入前に周辺の築浅中古の最新の成約事例と比べておきたい。価格の絶対水準ではなく「何と比べるか」で評価が変わる物件だ。
ここに住む日常
SECTION 10 / DAILY LIFE
この物件に最もハマるのは、日暮里・上野・東京方面への通勤者で、駅から2分という立地を最大限に活かせる30代の単身者〜DINKsだ。Bright wingのファミリー向けプランは、23区東部で3LDKを予算1億円前後で探しているファミリーの現実的な選択肢になる。
平日の朝は、改札まで2分の圧倒的な近さが武器になる。京成本線は混雑度が高くなく、日暮里・上野方面はJRより空いている時間帯が多い。夕方に帰宅すれば、ポンテポルタ千住のライフで食材を買い込んで、そのまま自宅のキッチンへ直行できる。週末は千住隅田川テラス(徒歩3〜4分)で隅田川沿いを歩いたり、自転車で都立汐入公園(自転車で約8〜9分。公式サイト)まで出かけたりする時間が持てる。北千住まで徒歩15分かけて出れば、マルイやルミネでの買い物と豊富な飲食店が楽しめる。
生活利便チェック:
- スーパー:ライフ ポンテポルタ千住店(徒歩約4分)
- 公立小:足立区立千寿小学校(千住宮元町・徒歩約6〜7分。千住河原町の学区域。学区は足立区教育委員会で確認してほしい)
- 公園:千住隅田川テラス(徒歩3〜4分)、大橋公園(徒歩3〜4分)、千住大橋さくら公園(徒歩約6分)
- 病院:北川クリニック(徒歩2〜3分)・阿部メディカルクリニック(徒歩3〜4分)
近隣のおすすめ店(Google マップ評価★4.0以上)
※評価はGoogle マップ評価(2026年9月時点)。徒歩分数はGoogle マップの徒歩ルートによる目安で、営業時間・定休日は変わることがある。
千住大橋という住所を選ぶ人間は「北千住ほど賑やかでなく、かといって不便でもない」という微妙な塩梅を意識的に選んでいる。それは正しい選択だと思う。徒歩5分に名代の蕎麦屋、徒歩数分に市場の食堂があり、週末は隅田川の水辺でぼんやりできる。東京東部の下町暮らしを好む人間には、想像以上に豊かな日常だ。
まとめ
SECTION 11 / CONCLUSION
★評価(5段階)
良い点
- 千住大橋駅徒歩2〜3分という駅近立地で、日暮里・上野方面への通勤に強い。駅前のポンテポルタ千住(徒歩約4分)で生活利便性が高い。
- Active wingとBright wingの2棟分業設計が明確で、コンパクト住戸とファミリー住戸を無理に混在させていない。1フロアあたり3.7〜4.5戸という適切な戸数密度が廊下の質を担保している。
- ZEH-M Oriented認定・全戸アウトポール設計・二重サッシという設備水準で、隣の新築シティタワー千住大橋より約30〜100万円/坪低い価格設定。同エリアの新築比較では割安感がある。
気になる点
- 荒川氾濫時の浸水想定が敷地付近で5〜10m(想定最大規模)・浸水継続2週間以上と深刻で、低層階は直接被害、全住戸はインフラ停止リスクを負う。低層階(1〜5階程度)を選ぶ場合は、このリスクを価格評価に十分織り込む必要がある。
- 京成本線の千住大橋駅は駅力が低く、北千住(JR・メトロ・東武)まで徒歩13〜15分かかる。「北千住を日常使いする」前提で検討すると、公式の徒歩2分という近さとのギャップを感じる場面がある。
こんな人にすすめる/すすめない
すすめる:30代単身者またはDINKsで、日暮里・上野・東京への通勤時間を短くしたい方。京成線の便利さを知っている方。千住の下町文化と荒川の開放感が好きで、洪水リスクを理解した上で高層階(10階以上)を選べる方。23区東部で予算1億円前後のファミリー向け3LDKを探している方(Bright wing)。
すすめない:「北千住ブランド」を前提に立地を評価している方(徒歩15分の距離を過小評価しがち)。車が必須の生活スタイルで駐車場を確保したい方(台数が極めて少ない)。荒川の洪水リスクに対して不安が拭えず、安心感を優先したい方。
・コスモスイニシア「イニシア千住大橋ステーションフロント」公式サイト:https://www.cigr.co.jp/pj/shinchiku/D00276/index.html
・コスモスイニシア ニュースリリース(2026年2月・第1期1次販売開始):https://www.cigr.co.jp/newsrelease/2026/02/initia_senjuohashi/
・足立区洪水・内水・高潮ハザードマップ(令和4年4月改訂):https://www.city.adachi.tokyo.jp/kikaku/bosai/bosai/hazard-map-k.html
・物件概要(Active wing):https://www.cigr.co.jp/pj/shinchiku/outline/D00276.html/(Bright wing):https://www.cigr.co.jp/pj/shinchiku/outline/A10113.html
・国土交通省 重ねるハザードマップ(配信データ)/国土地理院 標高データ・指定避難所データ
・東京都「地震に関する地域危険度測定調査(第9回)」:https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/chousa_6/
・足立区「江東5区広域避難推進協議会の検討結果について」:https://www.city.adachi.tokyo.jp/saigai/bosai/koto5ku300822.html
・足立区「令和8年度 学区域一覧(小学校)」:https://www.city.adachi.tokyo.jp/documents/71788/r8-gakkuikishougakkouaiueojun.pdf
・国土地理院 地理院地図(標高・海抜)
・SUUMO新築マンション物件情報・周辺中古成約事例
・周辺相場:住友不動産「シティタワー千住大橋」物件概要:https://www.sumitomo-rd-mansion.jp/shuto/senjuohashi/detail.cgi
・案内図:Google マップ(iframe埋込)/コスモスイニシア「イニシア千住大橋ステーションフロント」公式サイト(現地案内図)
・おすすめ店の評価:Google マップ(2026年9月時点)
※掲載画像はコスモスイニシア公式サイトからの引用です。
※案内図はGoogle マップの埋込機能を使用。現地案内図は売主公式サイトからの引用です。
※最新の価格・間取り・販売スケジュールは公式サイトまたはモデルルームでご確認ください。
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