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横浜

【横浜市中区】ブランズタワー横浜北仲

馬車道駅徒歩4分・全704戸・1〜3LDK|建築士が見た"街区計画"

2026.06.11 by 一級建築士ryo 読了 約13分
ブランズタワー横浜北仲 外観完成予想図
出典:東急不動産「ブランズタワー横浜北仲」公式サイト(外観完成予想図)
馬車道駅の周辺で、横浜港を望む新築マンションを探している方へ。
この記事では、北仲通北地区の再開発における本物件の位置づけ・定期借地権の実態・価格妥当性・ハザードまで、購入検討に必要な視点を一級建築士の目で整理します。
結論から言えば、横浜の水辺で暮らしたい都市生活者にハマる物件です。ただし、定期借地権という条件が資産設計に与える影響は、購入前に必ず理解してほしいと思っています。
一級建築士として20年、設計の現場から見た視点で書きます。
最後に「こんな人にすすめる/すすめない」の判定もまとめています。

物件概要

SECTION 01 / OVERVIEW

スペック

所在地神奈川県横浜市中区海岸通5丁目25-1(地番)
売主東急不動産・京浜急行電鉄(京急グループ)
施工株式会社熊谷組(設計・監理:熊谷組・東急設計コンサルタント設計共同企業体)
規模高層棟 地上40階・地下1階(RC造一部S造)、低層棟 地上6階(S造)/高さ約150m
総戸数704戸
間取り1LDK〜3LDK・40.37㎡〜152.67㎡
竣工予定2027年11月中旬
引渡予定2028年3月下旬
価格帯6,890万円〜4億2,000万円(一般定期借地権方式・前払い賃料込み)
販売状況第三期一次販売中(2026年6月〜)
権利形態一般定期借地権(借地期間 約75年・月地代なし・期間終了後は建物解体・更地返還)

主要駅へのアクセス

主要駅所要時間/乗換
横浜(JR・東急等)約5分/乗換0回(みなとみらい線)
元町・中華街約4分/乗換0回(みなとみらい線)
品川約27分(日中24分)/乗換1回(横浜〜JR東海道線)
東京約37分(日中33分)/乗換1回(横浜〜JR)
渋谷約44分(日中39分)/乗換1回(横浜〜東急東横線)

※平日朝時間帯のGoogle Maps乗換案内に基づく目安。最寄り駅「馬車道」は現在徒歩4分(歩行者デッキ完成後は徒歩2分予定、2027年度)。

一級建築士ryoが見る「敷地と街区」

SECTION 02 / SITE & CONTEXT

ブランズタワー横浜北仲 北仲通北地区の航空写真
出典:東急不動産「ブランズタワー横浜北仲」公式サイト(北仲通北地区 航空写真)

ブランズタワー横浜北仲は、横浜市中区の「北仲通北地区B-1地区」に建つ、敷地面積12,345㎡の大型複合開発です。地上40階の住宅棟(704戸)と地上6階の商業・オフィス棟が組み合わさった2棟構成で、住宅棟の南西側に低層の商業棟を手前に据えることで、海岸通からの正面の顔をつくっています。敷地の南側には横浜港が広がっており、高層階からの眺めは港と街並みの両方が視野に入る位置関係です。

ブランズタワー横浜北仲 外観完成予想図(海岸通側)
出典:東急不動産「ブランズタワー横浜北仲」公式サイト(外観完成予想図)

街区計画として面白いのは、本物件(B-1地区)と隣接するA-1・A-2地区の関係です。北仲通北地区は複数の街区から構成されており、A-1・A-2地区にはコンラッド横浜ホテル(272室、2026年11月完成予定)と賃貸住宅ラ・トゥール横浜(224戸)が入る40階複合棟が建設中です。南側のB-1地区(ブランズタワー)と北側のA街区が完成することで、北仲通北地区の「街区の顔」が整います。ホテルと分譲マンションが並ぶこの配置は、エリア全体の用途バランスと格を定義するものであり、周辺の街並みに与える影響は単体の物件論にとどまりません。

ブランズタワー横浜北仲 外観完成予想図(北仲通側)
出典:東急不動産「ブランズタワー横浜北仲」公式サイト(外観完成予想図)

建物の向きについては、40階住宅棟の主要開口が概ね南〜南東方向(横浜港方面)を向く計画です。みなとみらい地区から赤レンガ倉庫、さらに海の向こうへと開ける眺めは、中低層階でも一定の視線の抜けが期待できます。ただし北西向きの住戸は港の眺めが限られる可能性があり、住戸ごとに向きと価格のバランスを確認する必要があります。

建築士ryoの一言

北仲通北地区は、横浜港の水際に残った最後の大型開発用地でした。B-1地区(ブランズタワー)とA街区(コンラッドホテル等)が出揃うことで、ようやく「北仲の街区」が完成するんですよね。街区として完成する前に先行して住む、というのが今の購入者の立ち位置で、デッキが整い、ホテルが開業し、商業が揃ってくると街の見え方がかなり変わると思っています。

駅から物件までの道のり

SECTION 03 / WALKING ROUTE

出典:Google マップ/物件位置はピン中心。馬車道駅まで徒歩4分(東急不動産公式サイト記載値)。歩行者デッキ完成後(2027年度予定)は徒歩2分。

改札を出てから

みなとみらい線「馬車道」駅は地下駅で、改札口は地下2階にあります。エレベーターまたはエスカレーターで地上へ出ると、横浜の歴史的な街並みが目の前に現れます。1番出口方面から地上に出れば、すぐに海岸通の広い歩道に乗ります。出口の正面や周辺には旧横浜市庁舎のリノベーション施設や歴史建造物が視野に入り、横浜らしい「新旧混在」の都市景観の中に立つ感覚があります。

道のり前半(駅前〜中盤)

地上から北方向(または北東方向)に進み、海岸通を歩きます。この通りは横幅が広く、歩道も余裕のある造りです。道の両側には保存建造物として整備された旧横浜郵船ビルなどの明治・大正期の石造りの建物が残っており、新しいタワー群とのコントラストが際立っています。街路に面した商業施設や飲食店が少ないため、昼間はやや静かな印象があります。通勤時間帯は人通りが増えますが、全体的に落ち着いた都市の雰囲気です。

道のり後半(物件直前)

歩いて1〜2分ほどで、建設中のブランズタワーの敷地が左手に見えてきます。40階の高層棟は非常に存在感があり、現在はまだ工事中ながら、建物の規模感が体感できます。敷地南側の海岸通沿いに低層商業棟が配置される予定で、この部分が完成後は「物件への入口」の表情をつくります。現時点で感じるのは「港と街の間に大きな建物がある」という印象ですが、周辺の公開空地や植栽が整備されれば、歩いてきた道のりの「締め」として機能するはずです。

歩いてみての体感

現在の徒歩4分は、信号が1〜2か所を通過し、歩道が整備された平坦な道のりです。起伏はほぼなく、海岸沿いの低地・埋立地であるため高低差はゼロに近い状態です。信号待ちを含めると実感は4〜5分程度です。雨の日は傘が必要な距離ですが、道幅が広く歩きにくさは感じません。夜の雰囲気は、照明が整備されたビジネス・観光エリアとして明るい環境です。子連れでも安全に歩ける道ですが、歩道と車道の境界に注意が必要な箇所があります。2027年度に歩行者デッキが完成すれば、雨の日の移動が格段に快適になる点は見逃せないメリットです。

建築士ryoの一言

「徒歩2分」という公称は歩行者デッキが完成した後の話で、引渡し(2028年3月)時点ではちょうどデッキが完成している見込みです。ただ、購入を決める時点(2026年)から2028年まで2年近く、現在の4分が続くという現実は頭に入れておきたいところです。4分が長いとは思いませんが、「2分で住める」という感覚で決めると後で違和感を感じることもあるので、実際に現地で歩いて確認することをお勧めします。

立地と街の読み方

SECTION 04 / LOCATION

北仲通の歴史と再開発動向

ブランズタワー横浜北仲 周辺の眺望・芝生広場完成予想図
出典:東急不動産「ブランズタワー横浜北仲」公式サイト(周辺環境・眺望 完成予想図)

北仲通は、横浜港開港(1859年)以来、日本の貿易・海運の中心地として栄えた歴史的港湾エリアです。明治〜大正期の石造り建築や旧倉庫群が今も一部残っており、みなとみらいよりも「横浜の歴史の積み重ね」が感じられる街です。かつては日本郵船や各国領事館が集まった国際的なエリアで、現在も旧横浜郵船ビルが歴史建造物として保存されています。

再開発の動向については、北仲通北地区のA-1・A-2地区ではコンラッド横浜(272室)と高級賃貸住宅ラ・トゥール横浜(224戸)が入る40階複合棟が建設中で、2026年11月の完成が予定されています。このホテルブランドが横浜に初上陸することで、エリアの知名度と格が一気に上がる見通しです。みなとみらいエリアとは大岡川を挟んで隣接し、赤レンガ倉庫まで徒歩15分圏内という回遊性の高さも、今後の集客・エリア活性化に寄与するでしょう。

生活インフラ・学区

横浜市中区は行政・商業の集積度が高いエリアです。スーパーマーケットは最寄りの徒歩圏内に大型店舗が複数あり(関内・横浜駅周辺)、日常の食品購入には横浜駅(みなとみらい線5分)が最も利便性が高い選択肢です。医療施設については、中区・西区には総合病院が複数立地しており、安心感のある環境です。公園は、山下公園まで徒歩15〜20分程度、大さん橋や赤レンガ倉庫周辺の水辺空間が「休日の公園代わり」になる立地です。学区については横浜市立本町小学校区(花咲町)が想定されますが、正確な学区は横浜市教育委員会の通学区域検索で個別確認を行ってください。

ハザードマップで見る安全性

SECTION 05 / HAZARD

洪水浸水想定非該当(近傍に主要河川なし。ただし低地のため内水リスクあり)
内水浸水想定該当する可能性あり(低地・埋立地・都市型豪雨時の排水能力超過に注意)
高潮浸水想定該当(横浜港に面した沿岸立地。強台風時の高潮シナリオで浸水エリアに含まれる可能性)
津波浸水想定該当する可能性あり(東京湾岸の沿岸物件として確認が必要)
土砂災害警戒区域非該当(平坦な埋立地のため)
液状化危険度高(横浜港の埋立地・海岸沿いの地盤)
海抜・標高約1〜3m(横浜港・海岸沿い埋立地の推定値)
最寄避難所横浜市立本町小学校(徒歩約10分)ほか(詳細は横浜市わいわい防災マップで確認)

出典:国土交通省ハザードマップポータル、横浜市公式わいわい防災マップ(高潮・液状化・洪水各マップ)。数値は参考値であり、正確な情報は横浜市行政地図情報提供システムでご確認ください。

建築士ryoの読み方

海岸通5丁目は横浜港の埋立地です。これは「地盤が弱い」という意味ではなく、液状化リスクと高潮リスクが内陸部に比べて高いという地理的な事実を指しています。建物自体は40階の超高層で、地盤改良と杭基礎が施されているはずですが、敷地の外側——つまり街全体が浸水した際の影響は建物の構造とは別の話なんですよね。1階や地下部分のリスクと高層階のリスクは異なります。この立地で購入を検討するなら、横浜市の浸水・高潮ハザードマップを一度自分の目で確認しておくことをお勧めします。

共用部の見立て

SECTION 06 / COMMON AREA

ブランズタワー横浜北仲 ロビーラウンジ完成予想図
出典:東急不動産「ブランズタワー横浜北仲」公式サイト(ロビーラウンジ 完成予想図)

共用施設で最も特徴的なのが、23階に設けられるスカイサウナ付きゲストルームです。宿泊機能のある高層階ゲストルームは近年の高級タワーでは珍しくありませんが、サウナと組み合わせた設計は横浜の物件ではまだ珍しい試みです。ゲストルームを利用することで、友人・家族を招いた際に「横浜港を望むホテルライクな空間」を提供できます。

ブランズタワー横浜北仲 23Fスカイサウナ&ゲストルーム完成予想図
出典:東急不動産「ブランズタワー横浜北仲」公式サイト(23F スカイサウナ&ゲストルーム 完成予想図)

低層の商業・オフィス棟との複合開発であることから、エントランスロビーは複数の動線が交差するスペースとなります。住民専用エントランスと商業施設への動線が分離されているかどうか、セキュリティの設計は販売資料またはモデルルームで確認することをお勧めします。駐車場台数については本稿執筆時点で詳細が未公表のため「購入時にご確認ください」となりますが、704戸規模のタワーで都市部の立地を考えると、台数が限られる可能性があります。EV充電対応の有無も要確認の項目です。

建築士ryoの一言

スカイサウナとゲストルームの組み合わせは、共用施設として実際の使用頻度が高いかどうかが重要だと思っています。港の景色が見えるサウナ、というのは「あれば嬉しい」の代表例で、毎日使うものではないですが、住人の日常に小さな特別感を与えるという意味では評価できます。ただ維持管理コストがどう管理費に反映されるかは要チェックです。

専有部の見立て

SECTION 07 / UNIT PLAN

ブランズタワー横浜北仲の間取りは、スタンダードクラスとプレミアムクラスの2系統で展開されています。スタンダードクラスは1LDK(約40㎡)から3LDK(約80㎡)まで、プレミアムクラスは3LDK(100〜106㎡以上)で構成されています。全プランにトランクルームが付属しており、一般的なタワーマンションより収納計画が充実している点が目を引きます。

S40A / 1LDK+LR+TR
専有面積:40.37㎡
スタンダードクラス。コンパクトながらリビングルーム+トランクルーム付き。シングル・DINKs向けの都市型住戸。港方向の眺めが確保される住戸は単価が上がる。
S55B / 2LDK+SIC+TR
専有面積:55.22㎡
シューズインクローゼット付き。玄関からの動線整理がしやすく、2人暮らしの生活道具を整理しながら使える設計。トランクルームで季節ものの収納もカバー。
S70C / 2LDK+WIC+S+TR
専有面積:72.23㎡
ウォークインクロゼット+サービスルーム付きで、2LDKながら収納と「もう一部屋」の柔軟性を持つ。子どもが生まれてからも使いやすいプランに発展できる。
S80A / 3LDK+WIC+SIC+S+TR
専有面積:80.59㎡
スタンダード最上位。3寝室に加え、ウォークインクロゼット・シューズインクローゼット・サービスルームを全部持つファミリー向けの中心プラン。80㎡台でこの収納量は優秀。
E100A / 3LDK+WIC+SIC+TR(プレミアム)
専有面積:100.12㎡
プレミアムクラス。専用の宅配ボックスが住戸に付属(非接触で荷物受け取り可能)。100㎡超の広さで、港を望む高層の角住戸等が中心か。
E105A / 3LDK+WIC+SIC+S+宅配ボックス(プレミアム)
専有面積:106.26㎡
プレミアム最上位。サービスルームが加わり、4LDK的に活用できる広さ。住戸専用宅配ボックス付きで、高層階の角住戸として最高の港眺望が期待できる。
建築士ryoの一言

全プランにトランクルームが付いているのは、実際の暮らしへの配慮が行き届いていると感じます。都市型タワーの弱点は「収納」なので、これがあるだけで生活の余裕度が変わってきますよね。一方でS40A(40㎡)の1LDKに関しては、この価格帯(6,890万円〜)での1LDK40㎡という組み合わせは、投資利回りの観点でどう評価されるかが気になるところです。実際の賃貸需要と価格帯が合致するかは、横浜・馬車道エリアの賃料相場と照合してから判断したいですね。

価格と周辺相場

SECTION 08 / PRICE

ブランズタワー横浜北仲の販売価格は、第三期一次として6,890万円〜4億2,000万円で展開されています。この価格は「定期借地権方式」による価格表示で、前払い賃料(1,535.6万円〜4,626.2万円)と建物価格(5,354.4万円〜37,373.8万円)の合算です。月々の地代は前払い分として先払い済みとなるため、月々のコストとしては発生しませんが、前払い賃料は将来戻らない費用であることを認識した上で総コストを計算する必要があります。

坪単価ベースで整理すると、建物価格のみで試算した場合は概ね480〜550万円/坪程度が中心帯と推定されますが、前払い賃料を含む総取得コストでは550〜730万円/坪程度に相当します。

周辺中古マンションの坪単価(2025年データ)

物件名参考情報(築年・坪単価・距離)
プレシス海岸通築9年(2016年)・馬車道エリア・駅徒歩0分。2025年坪単価参考:520万円前後
コアンドモンド馬車道築9年(2016年)・駅徒歩1分・8階建。同エリア参考価格帯
グリフィン横浜・馬車道駅前築20年(2005年)・駅徒歩1分・12階建。築古割引あり
ルネ横浜馬車道築20年(2005年)・駅徒歩1分・12階建。築古割引あり
プロスタイル横浜馬車道築9年(2016年)・駅徒歩2分・12階建。参考坪単価:520万円前後

※2025年の馬車道駅エリア中古マンション坪単価平均520万円/坪(SUUMO・不動産情報サービス調べ、前年比+11.7%)。成約価格・売出価格を元に算出した目安値。個別物件の実際の成約額とは異なる場合があります。

周辺中古の坪単価520万円に対し、ブランズタワー横浜北仲の総取得コストベースの坪単価は550〜730万円程度と推定されます。新築タワーという付加価値を考慮してもやや割高な水準ですが、「40階・横浜港眺望・最新共用施設・北仲通再開発の恩恵」に価値を置ける方には許容範囲内と言えます。ただし、定期借地権という条件により将来の売却価値が通常所有権物件より下がりやすいという構造は、中長期の資産計画に影響します。

ここに住む日常

SECTION 09 / DAILY LIFE

この物件に合う住み方は、主に都市型DINKs・横浜勤務の単身・在宅ワーク中心のリモートワーカー、そして「横浜の水辺で暮らす」という体験に価値を置く層です。投資目的での保有も考えられますが、定期借地権という条件が将来の賃借人への訴求力に影響する可能性があるため、純粋な居住目的のウェイトが高いと思われます。

ブランズタワー横浜北仲 外観と横浜港の眺望 完成予想図
出典:東急不動産「ブランズタワー横浜北仲」公式サイト(外観・眺望 完成予想図)

平日朝、みなとみらい線の改札を抜けると4分で横浜や元町・中華街へ。横浜駅での乗り換えで東急東横線や京急・JRに接続でき、品川(27分)、東京(37分)、渋谷(44分)へとアクセスが広がります。在宅ワーク中心の方なら、横浜港を見下ろしながら仕事ができる高層の住戸が「日常の風景」になります。夕方に仕事を終えたら、大さん橋や赤レンガ倉庫へ歩いて15〜20分。週末はみなとみらい地区や山下公園、横浜中華街まで自転車や徒歩で回れます。コンラッドホテルが2026年に開業すれば、エリアのレストランや施設の選択肢が増え、「住んでいる街が少しずつ良くなっていく」体験が続くはずです。

建築士ryoの一言

横浜の水辺に住む、というのは「東京じゃない選択」をした人の満足度が高い住み方だと思っています。港が毎朝見えて、街の歴史が建物の表情として残っていて、週末は歩いて海に出られる。この体験は都内のタワーとは根本的に違う日常ですよね。ただ定期借地権という条件が、その住体験に対して「75年後の返還義務」という影を落とすことは事実で、そこを自分の資産設計の中でどう整理するかが購入判断の鍵になると思っています。

まとめ

SECTION 10 / CONCLUSION

★評価(5段階)

立地★★★★★ 建物★★★★☆ 価格★★★☆☆ 将来性★★★☆☆ 総合★★★★☆

良い点

  • みなとみらい線直結で横浜5分・品川27分・東京37分。横浜港ウォーターフロントという希少な立地が、このアクセス性と組み合わさっている点は他物件と差別化できる資産的な強みになります。
  • 隣接地にコンラッド横浜が2026年11月完成予定。北仲通北地区の「街区」が完成に向かうことで、エリア全体の格と認知度が上がる段階にある物件です。先行して住む位置にあることは、街の成長を体験できるという意味でプラスです。
  • 1LDK40㎡からプレミアム3LDK106㎡まで幅広いプランラインナップ。全プランにトランクルームが付属しており、都市型タワーの弱点である収納問題を一定程度カバーしている設計は実生活での満足度に直結します。

気になる点

  • 定期借地権(75年):購入総額の一部(最大4,626万円が前払い賃料)は将来戻らない費用です。75年後に建物を解体して更地返還する義務があるため、子世代・孫世代への不動産資産継承が通常所有権物件に比べて難しくなります。資産継承より「住む体験」を優先する方向けの条件設定といえます。
  • 「馬車道駅徒歩2分」は歩行者デッキ完成後の将来値です。現時点(購入検討段階)では徒歩4分が実態で、歩行者デッキが完成するのは2027年度予定です。引渡し(2028年3月)時点での完成が見込まれていますが、これまでの都市開発における工事遅延の実績も踏まえ、「2分になる予定の4分」という理解で現地を歩いて確認することをお勧めします。

こんな人にすすめる/すすめない

すすめる:横浜港を毎日の景色にしたい都市型DINKs・シングル。北仲通エリアの再開発完成後の「横浜の新しい顔」に住みたい方。定期借地権を理解した上で、初期取得コストを資産設計の枠組みで許容できる方。

すすめない:子世代への不動産資産継承を重視する方(定期借地権により所有権マンションとは条件が根本的に異なります)。高潮・液状化といった沿岸立地固有のハザードリスクを許容できない方。歩行者デッキ完成前の2027年度まで「徒歩4分」が続くことを許容できない方。

出典・参考
・東急不動産「ブランズタワー横浜北仲」公式サイト:https://sumai.tokyu-land.co.jp/branz/kitanaka/
・SUUMO「ブランズタワー横浜北仲」物件概要:https://suumo.jp/ms/shinchiku/kanagawa/sc_yokohamashinaka/nc_67727668/
・国土交通省ハザードマップポータル:https://disaportal.gsi.go.jp/
・横浜市公式 浸水ハザードマップ(中区版):https://www.city.yokohama.lg.jp/…
・横浜市 液状化マップ:https://www.city.yokohama.lg.jp/…
・周辺相場:SUUMO・うちの価値(馬車道駅エリア2025年中古マンション坪単価データ)
・北仲通北地区再開発情報:東急不動産ニュースリリース(2025年5月)、HOMES「横浜北仲再開発のラストピース」記事
・建設状況:skyskysky.net(ブランズタワー横浜北仲 施工情報、2025年11月撮影)
※掲載画像は東急不動産「ブランズタワー横浜北仲」公式サイトからの引用です(完成予想図のため実際と異なる場合があります)。
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